イラストレーターでもある古着屋の店主がズバリ解説しちゃいます。
戻れやしない時代に戻ってみるのさ。
【retro.006】70年代の七夕セットの中身
7月7日は七夕ですね。
博多の街では7月から飾り山笠も公開され
本格的な夏がやってくる感じですが
夏の風物詩といえば、まずは七月に入り
七夕のイメージも強いのですが
今回はコレクションしてたレトロアイテムの中から
昭和レトロな七夕セット(1970年代のモノ、当時の定価200円)を
開封して 作って飾ってみますね!
袋の正面をパッと見た感じは、いたって普通かもと思わせつつ
いや普通ではないなぁ~・・・
よーく見てみるとツッコミどころ満載な予感が・・・
謎の「風」?という特撮系のアイテムもチラリ見えますねぇ~
それでは開封してみましょう。
特撮系の「風」ってなんだろうフォークシンガー???じゃないよね~と
思いつつ
開封してみたら風ではなくて、変身忍者「嵐」だった、これはレアものな予感が。。。。
なので、このサイコロは1000円以上では売れそうだし、作らずに堅実に売ってみましょう。
早くもパーツが1つ消えましたね。
なぜかリアルタッチの野菜や果物の絵もアリ
これを吊るせば食べ物には困らないかもしれませんね。
他にもいろんなパーツや折り紙があります。
中身が、これじゃちょっぴり物足りないなぁ~と思っていませんか???
70年代ものには、驚きの仕掛けがありますよ、はい!裏面を見てみましょう
派手派手なザ・サイケデリックなイラストの登場だ!! ↑
ピーターマックスばりの色使いで、しかもゆる~いタッチがイイ感じ
よーく見ると馬のたてがみが「リーゼント風」というか伸びたアフロ???
この絵を描いた人は、リーゼントおし(イチオシ)!なんだね!!ということにしときましょう。
なんだか馬のたてがみ風リーゼントを描いてみたい気分になってきだぞ。
髪型オールバックにしたことはあるが、リーゼントはないなぁ。
近年では、お若い方でポマードぬってリーゼントきめてる人も
あまり見なくなりましたが、男気あふれてかっこいいと思いますよ!
歌って踊れる人気アイドルがみんなリーゼントヘアーだったら
人気ロックグループが氣志團みたいにみんなリーゼントだったら。
リーゼントヘアーが「斬新!だ」という感じでハートに風穴があくような衝撃を受けた
若者たちがリーゼント姿で溢れ出す日は来るのか???
さわやかさんが多い現代ですし。。。それはないような気もしますが。どうでしょうね。
または女性から見て男性のリーゼントに惚れちゃう率が上がる時代が来るのかも???それもないかもしれませんが。。。
さて飾る準備OKなのだが。
肝心の笹を探さねば、テーブルの上を散らかしたままだし
早いとこ笹を探さねば、速攻買いに行くぞ!と。家を出たのだが。。。
竹の笹って、普通は花屋に行けばありそうなイメージだったが
都会の花屋はオシャレすぎてどこも売ってない、、、七夕が近いのにね、
結局いろんな情報を収集し、探しまわって結局ストアエクスプレス(店舗用の商品売ってるとこ)で
リアルなつくりの笹(造竹ですが)を購入
竹の匂いも虫も居ないけど、理想に近い、いい感じのサイズとリアル感だ!
お値段は1000円だった。これで役者は揃ったぜ!
笹竹に短冊をかざるスタイルは江戸時代からあるようで
日本全国いろんなとこで七夕関連のお祭りもありますし。
七夕って、今までの人生スルーしてきましたが
案外、自宅で飾り付けるのはいいもんですね、
パーツを吊るして、できあがり。
このあたりの70年代の雰囲気がいいですね~↓
あとはスイカでも買ってくればいいのかな。
それと短冊に願いを書いて吊るせばできあがりですね。
夏の訪れ。あ~短冊に何を願いましょうかね。。。。
子供心に戻ったようでなんだか優しい気持ちになってきましたよ。
作品タイトル「ハートに風穴」↓
さて、次回は「潜入!タミーちゃんハウス」です。
仕入れの都合で興味のなかった人形の家を買い取ることに。。。
数年前、60年代に流行ったタミーちゃんという人形の存在を
知る出来事があったのでした・・・続く!